集中して勉強をしたのと、私のこの負けず嫌いな性格が幸いして、勉強を初めて1年後に私は
ふたつの検定試験に合格しました。その頃には技術的な面でも先生から太鼓判を押されるまでに成長。
それが私の自信にもつながります。すべてのアルバイトをすっぱりと辞めて、
今度はネイリングサロンで正社員として働くようになったのです。最初は小さな支店で技術を磨きました。
ネイリングの面白いところは、お客様の希望に合わせたネイリングするだけではなく、
そこに自分のオリジナリティーを出すことです。特にネイリングをしたいと思っている人たちには
それなりのこだわりがあります。洋服にしても、メイクにしても、自分らしさを出したいと思っているのです。
そこに、私のオリジナリティをいかに反映させることができるかというのが私の大きな課題でした。
念願の開業までのみちのり
まずお客様からリクエストの内容を聞き、それからイメージをふくらませて、今度は自分のアイディアを出す。
それらをすりあわせながら、10本の爪にその世界を再現していくという作業です。
創造的ですし、お客様と話をしながら仕事ができるのも楽しくて、
私にとってまさにこれは天職なのではないかと思いました。
気がつけば私はお店のトップの人気ネイリストになり、別店舗の支店長を任されました。
そして、その後もいくつかのお店の店長を経て、ある程度お得意さんも増えてきたので、
念願の自分のネイルサロンを開業することになったのです。
子供の頃は私がこんな風にひとつのお店を持つということは思いつきもしませんでした。
確かにその当時の音楽の道に進むという夢とはほど遠いですが、それでも私は自分の人生に満足しています。
しかし、もちろん、まだこれで完全に自分の夢が叶ったというわけではありません。
もっともっと上を目指したいと思っています。
ネイルサロンと言えば、この私のネイルサロンと言われるようになりたいのです。
有名なネイルサロンになるために
そのためには、まだやらなくてはならないことはたくさんあります。
お店を大きくしたいですし、いろいろなメディアでも取り上げられるようにもなりたいです。
そのためにはどうしたら良いのかをいつも考えています。
ひとつの方法としてアメリカへネイル留学をしたいなと思っています。
ネイルだけではなくアメリカの大学に通って他の事も学んでみたいです。あとなんといっても英語が話せるようになれれば強いのかなと思います。
そうしたらインスタに英語でタグをつけたりして、自作のネイル写真を載せていろんな人に見てもらえますからね。
それだけじゃないですけど英語はいずれ話せるようにならなければいけないと思っていたので、英語を覚えるためにもアメリカにはいつか行きたいです。
そのためにはお金を貯めないとですね。アメリカ留学がどれくらい費用が掛かるのかと調べてみたら、年間で学校に通うだけで200万円くらいは必要になりますし。
それにプラス雑費が必要となるので結構大変です。奨学金とかあればいいのになぁ、と思って探してみたら、どうやら大学卒業から5年以内じゃないと奨学金制度の基準に合わないみたい(参考:アメリカ留学・高校生・大学生・社会人|NCN米国大学機構)
自費でいくにはそれなりの覚悟が必要ですよね。でも夢を諦めないためにも今はそれに向かって走るのが一番ですよね。
自分のやりたいことや、夢や希望があれば、毎日の生活は充実します。
それを模索することもまた大切なんだということを私は自分の人生を通して学んだのです。
時には挫折したり、寄り道をすることになったりするかもしれません。それでも、前を向いて歩いていれば、
いつか道は拓けるはずです。そう思って、これからも夢に向かって歩き続けようと思っています。